【世界最南端】南極に最も近い都市、アルゼンチン・ウシュアイアで野生のマゼランペンギン&おまけを眺める

旅行好きの人間にとって「最○端」という言葉はとてもロマンを感じるものです。実際の所はさておき、アフリカ最南端と言われる南アフリカの「喜望峰」やユーラシア大陸最西端のポルトガル「ロカ岬」などは有名です。
そんな中でも最もスケールが大きいと言っても過言ではない「地球上で最も南」の都市であるアルゼンチンのウシュアイアを紹介します!
野生のマゼランペンギンウォッチクルーズをした際の思い出を共有したいと思います。
地球上最南端の都市、ウシュアイアとは
ウシュアイアはアルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州の州都であり人口はおよそ7万人で面積は23㎢(大体東京都品川区ほど)です。
町のモニュメントにはスペイン語で「世界の果て」(End of The world)と書かれており観光名所となっています。
地球は球体なので”果て”や”終わり”という表現は本来不適切かもしれませんがとてもかっこいい響きなのでOKとします。
ちなみにGoogle mapを見るともっと南にも陸はありますが最南端の「都市」であることがミソです。
南アメリカ大陸南端部のパタゴニア地方の観光拠点となっており、街並みは賑やかな印象です。
特徴としてとても坂が多い!
海・港をすぐバックにして撮ったこちらの写真を見ていただければお分かりだと思いますが、すぐそこは山なので坂道だらけなのも納得です。
ウシュアイアについては南極旅行を扱っているこちらの株式会社クルーズライフのページでも日本語で紹介されています!
ウシュアイア発、バリエーション豊かなクルーズコース

さて本題のペンギンへと参りましょう。ウシュアイアからは様々なコースのクルーズが出ており、しかもほとんどがウシュアイアだからこそ成せるコースとなっています。
中でもやはり南極大陸まで行くクルーズ、そしてペンギンの住処であるペンギン島まで行くコースが人気です。
ここではペンギンクルーズをメインとした話をしていきますが、南極大陸ツアーの現地の状況などなかなか聴く機会がないと思いますのでこの記事の最後で少しだけお話しますね。
港周辺や街のメインストリートには多くの旅行会社が点在しておりそのほとんどで日帰りの短期クルーズツアーを扱っています。
短時間(3~4H)、半日(5H~7H)、全日(7H~9H)とツアー時間ごとに行ける場所が変わってくる時間と場所が連動している形となり、ツアー会社によっても多少異なりますがペンギンを見るとなると半日以上のツアーに参加する必要があります。
料金も似たり寄ったりなので私自身も「出発時間」と「シンプルなコース」の2点を考慮してツアー会社を決めました。
さてここで料金について余談ですがアルゼンチンペソという通貨、、、いかんせん不安定でして。
対米ドルレートが短期間でかつかなり大きく変動する為現地のツアー会社もペソ表記の料金は数字がコロコロ変わるのです、、、ペンギンを見る半日ツアーは大体50USD~65USD位の幅だと考えていただければと思います。
いよいよペンギン島に向けてツアースタート!
船内はこんな感じでとってもくつろげます。コーヒーや軽いスナックも販売しており、私も赤ワインのハーフボトルを飲みながらの優雅にクルーズを楽しみました。
出港して15分ほどで何やら白黒の大群が見えてきました。
「え?こんなすぐペンギンに会えるのかい、しかもこんな大量に!!半日ツアーじゃなくていいじゃん!!」
と思ったまさにその時に船内のアナウンスで
「ペンギンに見えますが鵜です。皆さん間違われます。」
とのこと。
確かによく見ると細長い足でしっかりした翼を持っておりました。一安心(勝手に勘違いしただけですが)して船は進みます。
道中の景色は素晴らしく私だけでなく他の旅行者たちもデッキに出て写真を撮りまくっていました。お休み中のオタリアたちもパシャリ。
そして2時間程経過して遂にペンギンたちが姿を見せてくれました!
先程の鵜で勝手に肩透かしを喰らった私でしたが1つこの勘違いは私に良い効果をもたらしてくれました。
それは「やっぱそんなすぐには会えない」と「こんな大量にいるはずがない」という先入観です。前者に関しては実際に2時間以上船に乗っていたので間違っていませんでしたが後者は…
めっちゃいるじゃん!!!
ものすごいテンション上がりました。いい意味で期待を裏切られました。
ただただ立っている子、横になってる子、毛繕い中の子、海に出たり入ったりしてる子色んな表情の野生のペンギンたちをこんなに間近で見られるなんて大感動です!
皆さんこちらの写真をよくご覧下さい。事前情報ではマゼランペンギンの住む島に行くと聞いており確かに沢山のマゼランペンギン達に会えましたが、よく見ると…
うん???
皆さんは気付きましたか?カメラ目線の「やつ」を(笑)。こんな発見も楽しくて嬉しくて可愛かったです。
終わりに ~南極クルーズについて~
いかがでしたか?
この様な貴重な体験はなかなか出来ないので大満足でした。船の上で飲むワインも最高でした。ペンギンに会うまでも他では味わえない壮大な景色や沢山の動物たちに会えて非常に濃い時間でした。
ちなみに前述の南極へのクルーズについてですが、次の都市へのバスチケットを予約した旅行会社が結構大きい会社だったので聞いてみた所、「次の木曜日(旅行会社と話したのは土曜日)出港するツアーがあり、11日間1人部屋で5,000USDで空いてるよ」と言われました。
いきなり南極が現実味を帯びて衝動買いしそうになりましたが(笑)、日本人は事前に政府に証明書を提出しないと南極には行けないので何とか思い止まりました。
ただ、、、現地の人もそんなにしっかり管理してるのか?という疑問が今でも残っています(笑)。
最後に素晴らしいウシュアイアの街の写真を載せたいと思います!
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